この記事はこんな方におすすめ ・面談・面接の転換率が悪い |
「転職の軸」を活用すれば、それぞれの候補者に合った自社の魅力を訴求できるようになります。
「自社の魅力」と一口に言っても、どんな内容を候補者に伝えるべきか迷うこともあるのではないでしょうか。
特に、候補者との最初の接点となる「面談」時に伝える内容は、候補者が次回の選考に進みたいと思うかどうかを大きく左右します。
大切なのは、候補者が大切にしている「転職の軸」に合わせて、自社の魅力を訴求していくことです。
何を大切にする人なのかが把握できると、「自分たちが伝えたいこと」だけでなく、「候補者が知りたい情報」を伝えることができます。
転職者が重視する転職の軸は、大きく4つに分けられます。
人軸:社長や社員など一緒に働く「人」を重視
仕事軸:業務内容や自分自身のキャリアアップを重視
会社軸:会社のビジョンや事業の成長性を重視
待遇軸:労働条件や勤務環境を重視
転職の軸は1つとは限りません。複数の軸があるなかで「何がその人にとって大切な価値観なのか」を会話のなかで導き出すことが大事です。
■転職の軸の具体例
それぞれの転職の軸には、以下のような要素が含まれます。
人軸 |
・職場の雰囲気や一緒に働く仲間 ・経営層や役職者クラスの人柄 ・ロールモデルとなる社員の存在 |
仕事軸 |
・キャリアパスが明確である ・裁量権が大きい ・専門知識・技術を習得できる、さらに伸ばせる ・業務内容に特別感がある(新規事業、社長直下、海外勤務など) ・経験を生かせる、活躍するイメージが持てる |
会社軸 |
・ミッション・ビジョンに共感できる ・業績が好調 ・マーケットの成長性が高い ・企業のブランド力がある ・事業の社会的意義が大きい ・サービス・商品や技術力に魅力がある ・ビジネスモデルの独自性や優位性が高い |
待遇軸 |
・給与が高い ・人事制度が整っている ・福利厚生が充実している ・オフィス環境がよい ・休暇を取りやすい ・勤務地の希望が通りやすい、柔軟な働き方ができる |
「人・仕事・会社・待遇」それぞれの転職の軸のなかで、自社の魅力として候補者に訴求できることを洗い出してみましょう。
そのうえで、面談や面接を通して候補者が大事にしている転職の軸をヒアリングします。候補者が大事にしていることを把握できたら、それに対応する自社の魅力をピンポイントで伝えることができます。